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サビタ

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島を出てサロベツ原野に行って来ました。
湿原はすっかり枯れ野となっていましたが、
サビタの花穂はしっかり形を残したまま乾いていました。
この花弁は雪が降っても吹雪が来てもなかなか落ちません。
でも飾り花の花弁状のものは実は萼片で、それもなかなか落ちない理由かもしれません。
そのことを知るアイヌの少女が、気の進まぬ縁談に「サビタの花が散ったら」と答えたという話を聞いたことがあります。
サビタは別名をノリウツギ、アイヌ語名はラスパニと言います。
by somamin | 2013-11-10 23:57 | 短歌 写真
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